「ESBI」の「E」の考え方から脱出する-PART2-
前回は「ESBI」のEについてお話しました。
今回はS(自営業者)の特徴について迫っていきたいと思います。
Sは自分の事業を行っている人のことを言います。農家や漁師、お店を経営している人や個人でサービスを提供している個人事業主、中小企業の経営者などがこれに当たります。
ちなみに駆け出しのインターネットビジネスの事業者もここにカテゴライズされます。
自営業者もやはり従業員と同じく自分の時間を対価として収入を得ているので自由な時間が少ないです。
自分がどれだけ働くか、どれだけ頑張るかで収入は大きく変わってきます。お金は少なくてもいいから時間がほしい。反対に時間はいくら投資しても良いからお金がほしいなど、「E」よりは自由な選択を得られるものの何かに縛られて生活している点に関しては変わりません。
体調を崩せば当然収入も減りますし、従業員と違って保証された休日も有給休暇も全くありません。
正直「E」よりも「S」のほうが圧倒的に辛いことが多いです。
ただ人生の決定権が「E」と違って会社になく、全て自分にあるという違いは大きいです。
「いつ、どこで、どんな」ビジネスをやるのか。それら全てを自分で決められるというのは自由を得るための大きな第一歩になります。
自分の好きな場所で、好きな時間に、好きなことを仕事にできるというのは仕事に対する意識を「仕事=やらされている」という受動的な思考から、「仕事=自分の意思でやっている」という能動的な捉え方にできるので同じ時間を使って同じ作業をしても効率が段違いに良く、またその結果は「E」と違って収入に直結するので金銭的な自由を得られる可能性が飛躍的に高まります。
しかしながら金銭的な自由を得るために自分の自由な時間がなくなるとなれば、皆さんの思い描く理想の人生とは少し違ったものになってしまいます。
次回は自由な時間と自由なお金の両方を手に入れるためには必ず到達しなければならない、「S」よりも更に上の領域「B(ビジネスオーナー)」について迫っていきたいと思います。